ラオを最大限活用するためのFirefoxプラグイン6つ
ラオは笑わない
「しかし・・・。」
「オホッ!コイツ!どなたの御前だからといちいち文句をつけるのか?やることをやるのだ。後ろ盾があって入ってきた奴だからそうなのか、ただ簡単で楽なことばかりしようとするのだな。チッチ。私がこのこの機にお前の悪い癖を叩き直さねば。一時間後に戻る。万が一、命を果たさなければ、杖刑10発に処す考えだ。」
ソン内官の顔に、下劣な笑いが浮かべられた。
そうでなくとも、アイツはなんとなく胸裏の片隅では気に入らなかったところだった。畏れ多くも、私に対する礼をわきまえることもできないような奴だ。その最後が、どれほど悪いものなのか、しっかりと示してやらねば。もう宮殿に、アイツのようなとんでもない奴が現れぬよう、一罰百戒(イルボルペッキョ)してやらなければ。
一時間後、命を果たせず泣きべそをかいているラオンを思い浮かべながら、ソン内官が口角を上げた。憎らし気にラオンを一度睨んだ彼が、悠々と木門へと向かった時だった。
「いや~、これはどなたですか?ソン内官じゃないですか?」
木門の後ろから、軽快な声が聞こえてきた。やがて、青葡萄色の道袍(トポ)の裾が見えたかと思うやいなや、広い黒笠(フクリプ)を被った若い男が、ソン内官の前を阻んだ。
「戻って来られたというお話は早くに聞いていました。お元気でいらっしゃいましたか?」
ラオンに向かってしかめっ面をしていたソン内官の顔が、たちまち子憎たらしい笑みを作った。尾を振っている子犬のように、男の方へとちょこちょこ走って行ったソン内官が、慌てて頭を下げた。
「御覧の通り力が溢れています。ところで、ここで何をしているんですか?」
「下の者に料理に必要な山鶏を取れという命をくだしていたのでございます。」
「そうなのですか?あいつらはある程度身のこなしの素早い者たちでも捕えにくいのに・・。」
「それなので、小人(ソイン)、宮殿でも特別な子を選別して連れてきたのでございます。」
ソン内官は、唇に唾もつけずに嘘を告げた。
「外見はそうでもなさそうですが。」
男が、ラオンを見るために、ソン内官の肩越しに、ひょいと首を傾げた。
「見た目より大胆な子です。ご心配には及びません。」
ソン内官はラオンへと関心を示す男を急いで木門の外へと案内した。
「ところでソン内官、最近に入って、うちに頻繁に出入りしているという噂を耳にしました。このまま行けば、大妃殿(デビチョン)の薛里(摂理ソルリ)ではなく、府院君の邸宅薛里だという話が出るでしょう。」
「そんなとんでもない寂しい話がありますか。府院君大監がどこの他人様なのでしょうか。」
「いや、ソン内官、うちと姻戚だったんですか?」
「アイゴー。ご冗談がお上手ですね。ハハ。そのような意味ではないということはよく知っていらっしゃるじゃないですか?府院君大監を想う小人(ソイン)の気持ちが、血筋を想う以上だという意味から来た言葉でございました。小人、宮殿の上前の方々を敬う気持ちで府院君大監へ仕えていることだけは分かってください。」
ごま油を塗ったようなおべっかが、ソン内官の口から絶えず流れ出た。
「その思いやりを私がどうして知らないのですか。では………。」
二人がやりとりする声がだんだん遠ざかった。
「本当に媚びることを天賦的に持ってお生まれになったんですね。」
1人で残されたラオンは、目には見えないソン内官に向かって横目で睨みつけた。しかし、すぐに、どうしてもがっくりと肩を落としてしまった。
「山鶏百羽だって。」
野山を気ままに飛び回る鶏たちを見ては、出てくるのはため息しかなかった。そうでなくては罰を受けるのは間違いなかった。
このまま高飛びでもする?
しばらく悩んでいたラオンは、すぐに頭を振って、胸をぐっと張った。
そんなことできるはずがないじゃない。バカな考えは遠くへ置いて、やってみれる所まで精一杯やってみよう。
ラオンは袖をてきぱきと捲って縛った。どうかしてでもやってみれる所までやってみること。それが今までラオンが生きてきた方法であり、今すぐにできる唯一の方法だった。
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初めて出先からアップしてみる☆うまく出来るかな…
そうだ。
행여 명을 이행하지 못했다간 장 열 대로 네놈의 죄를 물을 것이다.
ソン内官の台詞ですが、
万が一、命を履行しなかったら〇○でお前の罪を問うつもりだ。
というものがあります。장 열 대という、おそらく罰なのだろうけど、調べてもわからなかったぶぶんがあるので、後日また訂正しますね!
장 열 대ー杖刑10発(尻を十発、杖、木の棒で尻(臀部)を殴る刑)のことだと思われます。장は略されている形なのですが・・。
4/3訂正しました☆
ラオのこだわりサイト
① 久しぶりの姫路駅前、下から見上げるウッドデッキ
② 駅の東側にはもうすぐ開業になるホテルモントレ姫路の姿が見えます。
③ 下から見上げる駅ビル・ピオレ姫路
④ 姫路城デザインのカラーマンホール
⑤ 正面口は新しく「姫路城口(北口)」と名前が変わりました。
⑥ 久々にウッドデッキに登ってみます。
今は真冬で寒いですけど、春先の天気のいい日は風が通り抜けて凄く気持ちのいい場所です。
そしてもちろん定番の撮影スポットでもあります。
⑦ 正面に見えるはフェスタビル。
外装は化粧直しされていますが、昭和のゴツゴツした姫路の象徴の建物ですね。
⑧ 真正面は姫路城
⑨ みゆき通り商店街にある百貨店・ヤマトヤシキはラオックス傘下になりましたが、来月閉店となります。
⑩ ヤマトヤシキの屋上看板から背景に姫路城が入るこのアングルはあと2か月で見納めです。
⑪ 西側の山陽百貨店本館と新館
⑫ 2016年のGWに開業した神姫バスの新ターミナルビル:キュエル姫路
⑬ もちろんバスも引っ切り無しに発着します。
⑭ 後ろに振り替えれば播但線・姫新線のホームが目の前に見えます。
⑮ ウッドデッキはこのままピオレ姫路と接続しています。
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