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3時間で覚えるドッペルゲンガー絶対攻略マニュアル
・‥…━━━☞・‥…━━━☞
翌日、起きた時には痛みは感じなかった
会社に向かう車内で秘書にスケジュールを
確認した
とりあえず歯の治療の時間が取れるよう
午前と午後の時間を作ってもらった
辛うじてこの時期は仕事が落ち着いてる頃で
何とか時間が取れた
何というタイミングで歯が痛くなったの?
と心の中で思ってる独り言が秘書にダダ漏れ
秘書に((( *艸))クスクス笑われた
チ───(´-ω-`)───ン
早く治療を終わらせる為に
毎日、通えるよう歯医者の受け付けに
言ってあったから今日も午後行く事に。。
昨日の仕事も片付いて少し早いが会社を出た
歯医者に予約の時間前に着いたので
雑誌を読みながら待っていた
この日は助手が少ないのか人が少なかった
治療室に呼ばれ中に入る
と、その時、治療する椅子に座ろうと
した時だった……
医者がマスクをこれからする所だった
その顔を見た時、驚いてしまった!
えっ?カリナ???!
d(ŐдŐ๑)???←馬鹿な顔をしてたハズw
余りにもカリナに激似で驚き固まっている私に
カリナ似の医者が声を掛ける
医者…
「白鳥さん?横になりましょ?」
慌てて横になった
まさかね……カリナな訳ないか!
声も違うし歯医者でも無かったから
似てる人なんだ!
それにしてもドッペルゲンガー?
自分に似てる人が世の中に3人は居る
って聞くけど、まさにそれじゃない?
とか思ってた
カリナに似すぎたその医者に動揺しなが
治療をしてもらう
医者…
「昨日は大丈夫でした?」
私…
「あっ!夜に痛み出して薬
飲んだんですけど効かなくて。。。」
医者…
「何時頃ですか?」
私…
「診察時間終わってる時間でした」
医者…
「そうですか!時間外でも診てあげれるのでもし時間外に痛みが出れば私の携帯に電話下さいね!(´ー`)」
私...
「あっ!はいっっ!」
その日の治療は意外と早く終わった
時間は約15分位??
でも私には珍しく短く感じた
カリナに似た先生の事で頭が一杯でw
治療が終わり先生の番号が載ってる
名刺を渡してくれた
診察室を後に会社に戻った
一応、肩書きは副社長なので皆と
Officeが別だった
社長室の隣の部屋
私は自分のデスクに座り
( ゚ ρ ゚ )ボーとしたまま
仕事が手につかなかったw
つづく……♡
俺の人生を狂わせたドッペルゲンガー
19.
あれは数年前。
「……あいば、くん?」
「そう、相葉くん」
看護師のユカちゃんが言った。
何もない、殺風景な病室で、賑やかなテレビだけが異質な空気を放っている。
「このお兄ちゃん」
テレビの中には、仔犬を大事そうに抱きかかえている男の人が映っていた。
「このお兄ちゃんもね、千波ちゃんと同じ、肺気胸で両方の肺を潰したの。でも、ほら見て、今はこんなに元気でしょ」
にこにこ笑ってるお兄ちゃんは、笑顔がぴかぴかしてて、きれいだった。
「チナとおなじ?」
「そう。同じ。だから千波ちゃん、この病気もすぐに治るよ」
「おなじ……」
じっと見る。だけど、同じには見えない。あんな元気じゃない。
「チナも…もう少ししたら、あいばくんみたいに走れる?」
「走れるよ」
ユカちゃんはまっすぐな言葉で言った。
今までだって、ユカちゃんのおかげで、いっぱいがんばれた。
「……あいばくん、かわいいね」
「あれ?珍しい。千波ちゃん、興味あるの?」
「う…、ううん。ないよ。楽しそうって思っただけ」
「そう?今度、雑誌持ってきてあげるね。ふふ。私はにのあいが好きなの。また、色々お話してあげるね」
ユカちゃんは楽しそうに笑いながら、病室を出ていった。
チナと似てるなら、あいばくんにもママはいないのかな……。
色んなことが一度に起こりすぎて。
今、頼りに出来るのが、目の前にいる見ず知らずのゆるキャラ体型の男だけというのも不思議な話だ。
それでも、話がすぐに通じたというのは大きい。
まーのマネージャーの車でTV局を出る。勇の指示で、幾つかの道路を抜けて、誰もいない路地に停まる。
「おかしいなぁ。ボクはテレビ関係者の浄霊するって話で、呼ばれただけなのに……。
何でこんな厄介なことに巻き込まれてるんだろう。だから、兄さんたちが来れば良かったんだ」
後部座席に座って、勇がブツブツ言っていた。見た目からは、年齢不詳なので、車に乗り込む前に確認してみたら、30歳だった。年下だ。
「…豪来寺…さん。さっきから、ジョウレイ、ジョウレイって言ってるけど、除霊と何か違うの?」
助手席から振り返って尋ねると、急に話しかけたせいか、勇が警戒したようにこちらを見た。
隣に座った七が笑って間に入ってくる。
「師匠師匠、イケメンは噛みつきませんよ。ごめんなさい、松本さん。師匠はイケメン慣れしてないので、急に話しかけられると構えちゃうんです」
イケメンが噛みつくって何だよ。イケメンを何だと思ってるんだ?
「『浄霊』っていうのは、『浄化する霊』って書くんです。
『除霊』っていうのは、『除く霊』って書きますよね?
その字の通り、除霊は『霊を排除する』ことです。力で存在を抹消してしまう。
浄霊はそれとは違って『霊を浄化する』。
つまり、霊と話をして悩みを聞いたり、無念に思ってることを代行したり、納得させて、意識を開放し、自らの意思で成仏させるんです」
「へぇ……」
そんな話は初めて聞いた。
霊に悩みがあるっていうのも、変な話だけど。
「霊が見える人にとっては、霊感が強ければ強いほど、霊が『生きてる人間』に見えるんです。
だから、霊を強制的に排除することは、人を殺してるような感覚に近い。
わたしには、霊は見えませんが、師匠はとても見える人なので、除霊は差し迫った必要がない限り、やりません」
「雪比良さんには見えないんだ」
「はい。全く」
ちょっと意外だった。
それでサポートが出来るのだろうか?
「……ちなみに必要って、どんな時?」
「危険性が高い時。いくら似てると言っても、実際は死んでますからね。生きてる人間とはやはり違います。そこは分けて考えるべきです。でも、師匠はね、そういうの、嫌な人なんですよ」
勇は面白く無さそうに黙っている。見た目のわりに繊細なのかもしれない。全くそうは見えないけど。
「………とりあえず、あんたたちには、この状態を何とかできるのか?」
いま一番、重要なことだ。
翔くんがあんな風に消えたとなると、連絡のつかない、まーだって、今どうなってるか怪しい。
でも、自分には何の手立てもない。
「全部何とか出来るかは、何とも言えない。ただ、普通の人間よりは状況が分かるし、その分、出来ることはある」
「翔くんはまだ大丈夫って言ったな。あれはどういう意味だ?」
「結界だよ」
「ケッカイ?」
首を傾げると、七が補足するように続けた。
「…一般的には、神社仏閣で、入ってはいけないラインを作ることです。でも、能力者には、もうひとつ意味があって、霊力でできた、目に見えないバリアが張ってあるということです」
「バリア……」
「そんなに難しく考えなくていいよ。透明な膜で覆われてるって想像すればいい。……あの結界の大きさは異常だけど」
「そんなにデカイのか?」
「あのTV局全体。それだけじゃない。道路を這うように伝って、蜘蛛の巣みたいに、他のTV局全部までが繋がって覆われてる。
まるで、誰かの挙動を見張ってるみたいに」
「だから、とにかく、外に出ろって言ったのか」
「見張ってる奴に気づかれるからね。結界っていうのは、使役者が有利に動ける陣地でもある」
「翔くんが大丈夫っていう根拠は?」
「結界の一部が、不自然にぶ厚くなってるところがあった。そこに、何か隠してるんだ。通路には目隠しもしてあったし。
……その。手を下してしまったら、隠す必要がないからね。
何らかの理由、不都合があるから隠してるんだ。あるいは、閉じ込めてる」
不穏な台詞にドキッとしたが、疑問に思ったことを聞く。
「……目隠しって?」
「文化祭って行ったことある?」
「……いや、まあ、あるけど」
もう、随分と昔に。
「部屋を二部屋にしたい時、通路を作りたい時、あるいは、ドアを隠したい時、パーテーションを置くよね。
パーテーションが置かれたところは、普通、人は仮の「壁」と認識する。
たとえ、後ろに部屋があっても、それを知っていても、パーテーションを退けてまで中に入ろうとはしない。素通りするんだ。それと同じ原理。
人の無意識に強く作用するのが、結界の特性だから、そんな感じで、膜を張って通路を隠してる」
そこでふと不思議に思った。
翔くんがいて、起きる不都合?
翔くんは幽霊をおびき寄せると言っていたけど、それに関係あるんだろうか。
けど、オレにも翔くんにも霊感は無い。
翔くんはそもそもどうする気だったんだろう。
ため息をついて、幽霊が出てきた時、どんな状態だったか、思い返す。
──確か、まーのことを考えてた。
まさか、それだけで?
まーのことを考えてたから、思いがケッカイ内を伝わって、幽霊にまで伝播したのか?
それで嗅ぎ付けてきたのか?
ケッカイっていうのは、特殊な空間で、無意識に作用するみたいだし…。
ただ、幽霊が嗅ぎ付けてきた理由が仮にそうだとしても、じゃあ、ドッペルゲンガーの方は何なんだ。
まーが実際に見て、倒れたって言うし。幽霊とは別の存在。
しかも、TV局から離れたロケ地に現れた。
ドッペルゲンガーの話をしたら、勇が首を傾げた。
「相葉ちゃんが?そんな目に?え?相葉ちゃんが?」
「そう。そもそも、まー…、相葉くんとオレが、あんたにお祓いしてもらう予定だったんだよ。
でも、相葉くんはドッペルゲンガーに会った後、様子がおかしくなって、幽霊に会うって言って、今日の朝、どこかに行って、それからずっと行方不明なんだ。それをオレと翔くんで探そうとしてた」
知っているだけの事情を話すと、さっと勇の表情が青くなった。
「マズいかもしれない」
「どういう意味?」
「そのドッペルゲンガーは化生の可能性が高い」
「ケショウ?」
「化け物のことです。妖怪とか怪物の類い。人に化けるやつもいます」
七が静かに補足した。
勇が自分の頭をぐしゃぐしゃと掻く。
「なんだなんだ。何か、変なことになってるなぁ。先に説明しておくと、ボクに見えた怪異は四つだ」
「四つ?二つじゃなくて?」
幽霊とドッぺルゲンガー以外に何が起きてるんだ?
いや、ドッぺルゲンガーは化け物の可能性が高いのか。
どう違うかは分からないけど。
「一つ。TV局のある一角、地下かな。幽霊がぐしゃぐしゃに集まって、蠱毒みたいな状態になってる」
「コドク?孤独?」
「松本さん。虫の毒って書くんです。蠱毒というのは呪詛……呪いの一種で、メジャーなやり方は、百匹のムカデを一つの瓶に入れて、共食いさせて、最後に残った一匹を呪いたい相手に毒として使いますね」
疑問を口にすると、七は補足してくれるが、勇は今はそれどころじゃないと面倒くさそうな顔をしていた。
「そんなのにメジャーとかマイナーってあるのか?」
「ありますよ、流行り廃り。犯罪と一緒。弱くて自分に甘い人間のやることは、傾向が似てます。周りに流されやすい」
七はにこやかな笑顔で辛辣なことを言う。
犯罪を犯すのも、呪いに頼るのも、七にとっては「弱い」人間のやることなのだろう。
勇がボソッと言い添えた。
「霊力がなければ、呪いなんて無意味だよ。何の効果もない。
いたずらに生き物を殺す、ただの昆虫、動物ギャクタイだ。
……大体、手順を踏めば、誰でも効果が得られるなら、この世の殺人犯なんて、みんなとっくに遺族に呪殺されてる」
「師匠は虫はダメですけど、動物は好きですもんね」
「幽霊だって……、死んでるってだけで、無力なものが多い。
幽霊になるだけで、強力な力を持つなら、遺族に頼るまでもなく、自ら犯人を取り殺すよ。
でも、そんな事態にはならない。そんな力はない。大概がそうだ。なのに、あんな状態になって……」
「あんな状態……」
「二つ。その霊の溜まり場の中心に邪悪なものが一体いる。
それがたぶん、幽霊たちと結合して、いや……はっきり言うと、そいつはたぶん、幽霊を喰ってる。そして、どんどん大きくなってる。……夜まで待ってたらヤバイ」
ふと。
幽霊を追いかけて行ったまーのことを思い返す。
もし、幽霊の元にたどり着いていたとしたら、まーは……。まーは今………、
「三つ。その邪悪なものと似た匂いのものをアンタが持ってる」
急に名指しされたまーのマネージャーが、「えっ!?」と肩をびくつかせて振り向いた。
オレも驚いて、マネージャーを見る。
「ポケットのそれ。ずっと気になってたんだ。変な残り香が付いてる」
慌てて、マネージャーがポケットを探ると、例の手紙と絵が出てきた。
ちょっと貸して、と勇がむしり取るように、手紙を取る。七と二人で覗き込み、少し顔をしかめた。
「………これ、狗神かな。狗神に憑かれた人間の手紙だ。……けど、この狗神、なんか変だな…」
「イヌガミ?」
「犬霊の憑き物って言われてます。はねた犬の首を地中に埋めて、その上をたくさんの人に踏ませるんです。踏みつけられた犬の霊は人を怨み、その怨みを利用して、誰かを呪う。
狗神の呪いをかけた方も、それを受けた方も『狗神憑き』と呼ばれます。
狗神は血に憑くので、家族が増えれば増えるほど、狗神の数も増えます」
「………神様なの?」
勇がすぐに否定した。
「ちがうよ。犬を犠牲にしたやり方で起きる霊威を狗神とは呼んでるけど、祟り神にまで成るのは少ない。
実際は、白長い動物霊で、犬っていうより、イタチみたいな顔した悪霊のパターンが多い。
……ちょっと、この気配、変だけど」
「変?」
「残り香なのに、気配が濃すぎる。でも、祟り神ほど強くない。ただ…、普通の狗神じゃない。中途半端だ。こいつは自分に何かしてる」
「何かって?」
「この残り香だけじゃ、何とも言えないよ。ただ……、これを描いた人物は、狗神と相当同化してる」
「亡くなったらしいよ」
「………そう……」
何となく、想像がついたのか、勇は黙って頷き、言葉を続けた。
「四つ。これが一番厄介で、最初に言った『結界』だ」
「それ、そのイヌガミって云うのが張ってるんじゃないの?」
「違う。だから厄介なんだ。意図が分からない」
「意図?」
「そう。この主は狗神とは逆で、邪悪な気は感じない。
なのに、まるで幽霊たちを狗神の元に誘導して、一ヶ所に閉じ込めてるように見える。
ようするに、幽霊たちを喰わせて、狗神をブクブク太らせてるんだ。
邪気はない。でも、やってることはえげつない。
ああ。違う。
『心』を感じない。怨みや怒りもなければ、優しさや迷いもない。目的のための無慈悲さに見える。
でも、何が理由でそんなことをしているのか、全く分からない」
「イヌガミの仲間なんじゃないのか?」
「それは無い。これは……いわば、神様系の力なんだよ。ようするに神聖な部類。狗神とは真逆なんだ。相容れない。
むしろ、不浄を忌み嫌う存在で、不浄を嫌うからこそ、冷徹でもある」
「神様?」
急に大きなものが出てきた。
でも、神様は確か子供の命を拐っていくんじゃなかったっけ?
朝にしか現れないドッペルゲンガー、いや、何かのケショウ。
夜に活動する幽霊とイヌガミ。
何となく構図が見えてきた。
神聖と邪悪。
でも、神聖と邪悪はどちらも人間の味方じゃない。
「じゃあ、ドッペルゲンガー…じゃなくて、そのケショウってのが、結界を張ってるのか?」
「可能性は一番高い。だって、相葉ちゃんが…」
ふと、遮るように、まーのマネージャーが口を挟んだ。
「あの。少し、いいですか」
「何?」
「イヌガミと関係あるかはわかりませんが、一応、情報として」
「情報?何の?」
あ。でも、そう言えば、翔くんがどこかに行く前に、何か言いかけてたな。
「その手紙の女性は亡くなっていたんですけど、彼女に子供はいなかったんです」
……え?
じゃあ、まーの悩んでたことって何なんだ?
「子供がお前に会えなくて、無念のまま死んだ」って言われたから、あんなに悩んで。苦しんで。
いま、幽霊に会おうとしてるのも、その後悔を繰り返さないために。
……まーは騙されたのか?
その女が、まーの気を引きたいためにやった芝居?
だとしたら、趣味が悪すぎる。
子供の死で釣るなんて、まーが一番こたえそうなことだ。
「……ちょっと待てよ。じゃあ、最初のあの絵は何なんだよ。あれもニセモノなのか?」
「いえ。山橋莉菜、という子は確かに存在します。今も生きています。ただ、この手紙の彼女、山橋夕夏……いや、犬飼夕夏の子供ではありません。莉菜は彼女の親類の子供で、小さい頃に彼女に拐われて、数年後に警察に保護されました」
「何だよ、それ……」
急に生々しい話になった。
勇は淡々と呟く。
「狗神つきの家は、特に田舎では、結婚を敬遠されることが多い。子供が欲しかったのかもしれないね」
「おそらく、一緒に暮らしていた頃の絵が最初の絵で、たぶん莉菜との思い出なんでしょう。子供を取り上げられて以降、恨みのやりどころがなくて、あんな手紙になったんでは無いかと」
「何だよ……それ……。
ただの八つ当たりじゃないかよ!そんなののために、まーは……!!」
いや。待て。それだけか?
それだけで済んでない。もっと巻き込まれてる。
まーは今、どこにいる?
今までの話の流れからだと……。
「あのさ。豪来寺さん。もしかして、まーは……」
「そうだよ。相葉ちゃんはいま、狗神と幽霊のるつぼの中にいる」
「何のために?」
「それは彼の意志だろう?
あとは、狗神つきが求めたから、としか言えない。
元々、狗神は狗神単体として、存在はできない。人に憑くことを前提とした『呪いそのもの』だから。つまり、狗神に憑かれた人間、もしくは幽体もそこにいる」
ふと、何かを思い付いたかのように、勇が考え込む。
「いや……、そうか……。
拐われた親類の子供は無事に帰って、本人は精神を食われた。
その後、狗神はどうした…?
単体では存在が出来ない。
だが、今は違う人間に、全く同じ狗神の気配を感じる……、それもまた、狗神つきの家系の子供…。つまり共食い……?もしかして、狗神は狗神を喰って、人間を渡り歩いてるのか?」
「どういう意味だよ」
尋ねると、勇は暗い顔をして、こちらを見返した。
「この狗神は単独の存在、自ら、『祟り神』になろうとしてるのかもしれない」
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なるべく端的に!
簡潔に!
書いたつもりですが、長いなぁ。
ここらへんの専門用語(?)抜けたら、ようやく物語が動きます。
もうすぐ、もうすぐ相葉さんターンです。なかなか出てこない主役。(笑)
大丈夫かな?
怖くはないよ?
激しいだけだよ?←何が。
こちらの相葉さんは大和撫子的なので、ぜひヘラクレスちっくな元気で好戦的な相葉さんも書いてみたいです。
もそっと、がつんとメインで。(「デジタリアン」で調整中。たぶん、SF)
あと、「Rolling Days」を元にした櫻葉(時代劇風味)と
「I seek」を元とした天然。
(そう。櫻葉でなく、天然。宇宙人と会話するみたいな未知の世界。どんなものか、怖いもの見たさです。笑)
…を書くかも迷い中。
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