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ダイエットとgdgdの意外な共通点
TOLフォーラム2017、本日開催。行ってきました^^
開催概要はをご覧くださいね。
そして、こちらのチラシを。
とりあえず、ミミズののたくったような字で思いっきり速記してきましたので、レポします。
ま、テープ起こしではないので、言葉遣い等はその発言通りの言い回しではないこと、ご了解くださいませ。
司会は1976年モントリオール五輪の体操代表だった佐野(旧姓吉川)智恵子さん。
佐野稔さんの奥様で、大輔さんのことも、中学生の時でしょうか、お宅に泊められたこともあったそうで、すっかり「大ちゃん」呼びで親戚のおばちゃんのようなモードでらっしゃいました。
しかし、さすが全員女性オリンピアンの事務局の皆さまだけあって、式進行もご挨拶も語り口調もたいそうきっぱりキビキビしておられます。
そのせいか、大輔さんも抽選会の番号読み上げの時、FOIのgdgd抽選会とは別人のようなキビキビ明瞭滑舌満点の男らしい声と口調。これには輔オタ全員ウケまくりだった。。。というのは措いといて。
開幕時にどっとウケたのは、「高橋大輔様へのプレゼントボックス設置」のお知らせ。
あははは。このフォーラムにかつてない勢いで輔オタの皆さまからの応募が相次いだゆえのお心配りでしょうか。
気の利かない筆者は完全手ぶらでしたが、さすが輔オタの皆さま、プレゼントやお手紙をお届けになっていました。
さて、開会のご挨拶に続き、ゲストをお一人ずつ呼び込み、なぜか決めポーズを要求。
大輔さんはスケートのキメポーズ?から謎のぶん投げポーズ。
細かいピンストライプの紺のジャケット、ノーネクタイ、薄いブルーのシャツ。
金メッシュの効いた栗色の御髪もお洒落です^^
司会「なぜ今の競技を始めたのですか?」
神保さん「もともとスポーツは得意でよくやっていた。若いころにやんちゃをして事故で半身不随となり、落ち込んでいた時に知人に会場に連れていってもらって、車いすバスケットを紹介され、元々スポーツは好きだったので、のめり込んでここまできてよかった」
大輔さん「憧れの選手がいて始めたわけではない。なんでかわからないけど、靴履いて氷にのった瞬間にこれがやりたい、と思った。球技は苦手。体操は好きだったが送り迎えが無理で、たまたまスケートに出会った。でもこれがいい!と。直感ですね」
杉本さん「実はテニスとかやっていたんですよ。でも打つと場外に飛んでいってしまって。2年間頑張ったんですが、なんかやりたいスポーツじゃないなって思って。この世に誕生した瞬間から大きくて。力加減がわからなくて。親に柔道の見学に連れていってもらって、人が人を投げている!ということに感動して、これがやりたい!と思って」
司会「神保さんは47歳にしてレジェンドと呼ばれているが、車いすバスケットについて教えてください。最近は『いすバス』と呼ばれているようですね」
神保さん「後輩の安直樹が名づけ親だと言っていたが、車いすバスケじゃ長い、ということで最近は『いすバス』と呼ばれています。『スラムダンク』の作者の井上さんが『REAL』といういすバスの漫画を描かれたこともあって、今普通の方もやる熱いスポーツになっている。実はいすバスは、普通のバスケットとルールもコートもほぼ同じ。なので一般のバスケットを知っていたら、いすバスも楽しめる。一般の方でもいすにのってやっていただける。障碍者のためのスポーツというより新しいスポーツの種類が増えたのだと思ってもらえば。バスケットの高さも3m5で同じ。だから、はじめは高いなと思い、僕のように大きくても、なかなかシュートも入らなかった。週末にはシュート1000本とか練習でうったりする。いすバスは、選手の障害の程度により持ち点があって、一番障害のレベルが高い人が1で、普通の人に近いくらいの人は5。その持ち点の合計が14以下になるように組み合わせる必要がある。そこで、相手によって選手の組み換えを行う。上体が強い人が多いチームと当たる時には僕のような上体の強い人を入れたり。そこが戦略でありおもしろさ。」
司会「ぶつかって転んだりした時には?」
神保さん「転んでも基本的に自力で起きる。ボールが外に出てゲームが止まった時だけ、ベンチから人が助けにきてもいいことになっているが、そこは普通のバスケと同じです。」
司会「いすバスの車いすには、ブレーキがないんですよね」
神保さん「そうなんです。手で漕いで手で止めるので、始めたばかりの時には掌がずる剥けになって血まみれになり、タコができて、人間の手って感じじゃなくなるくらい皮が厚くなってくるんです。火傷もしまくり。車のタイヤからか手からかわからないような焦げた臭いがすることもある」
司会「大ちゃん。すみません、ウチの夫が小さい頃教えていて、ウチに泊めたりしていたこともあったので、高橋さんと呼ぶつもりだったんですが、大ちゃんと呼んでもよろしいでしょうか?(会場拍手)大ちゃん、ウチに泊まって練習してた頃の大ちゃんは弱っちい子で、自分から積極的に何かする子でなかった気がしているのですが、どうでしょう?」
大輔さん「そうですね、基本的に受け身です。すべて誰かに導いてもらってここまできた感じです。僕自身が自発的にあれをやろう、と頑なに周りの言うことを聞かずに自分のやりたいことをやったシーズンは、まったくうまくいかなかったので、いろんな人の意見を聞いてやっていった方が正しい道に進めるな、と考えている。今後もそうやっていきたい」
司会「アスリートとしては稀有ですよね。あふれる高橋大輔のフィギュアスケートの才能を見出した周囲が、環境を作って導いて、大ちゃんは素直にそれにのった感じ。スポーツ選手としては珍しいタイプですね」
大輔さん「フィギュアスケートの、音楽を表現するという競技性も向いていたのかも。柔道だったら僕は絶対勝てないですよね?」(杉本さんに)
杉本さん「無理ですね」(全員爆笑)
大輔さん「フィギュアスケートだったからこそ、この性格でもやってこれたのかも。しゃべるより身体で表現する方が向いている」
司会「緊張してます?テレビ出てるのに」
大輔さん「緊張してます!(神保さんや杉本さんが)お話お上手なので、その後はつらいです」
(一同爆笑)
司会「皆さん、そのつらさを楽しみにしてらっしゃいますよ。(爆笑)大ちゃんがウチで宿題している時には、口をあけてぽーっとしてるように見える子だったのに、氷に上がると本当に活き活きして。ウチの娘もスケートやっていたんですけど、大ちゃんの滑りを観て、大ちゃんてなんなの?なんであんなに滑れるの?と言っていて。だからそれは大ちゃんのあふれる才能なんだけど、スケートには、ジャンプ・スピン・滑りの三つの大きな要素がありますが、どれが好きですか?」
大輔さん「ジャンプも嫌いですしスピンも嫌いです。(一同笑)滑りというか、音楽を聴いてそれを身体で表現するのが好きなので。ジャンプは試合では絶対必要だけど、今は曲を表現するひとつの手段だと思うので、僕は滑る、というかパフォーマンスをするってことが好きかなと」
司会「でも、野辺山合宿でウチの夫が大ちゃんを最初に教えた時に、あいつはすごい、と。3-3だったかな?やったこともなかったのに、ちょっと教えたらすぐ跳べるようになったんだよ、と言っていた。それぐらい才能がある選手だったのに、それでもジャンプは嫌い?」
大輔さん「そうですねえ。できなくなってしまったので。僕のジャンプはディレイドジャンプで、上がってから回るので、今の時代の、回りながら上がっていくジャンプではないので。コストパフォーマンスが悪いっていうか、無駄にこう力を使うので、時代にそぐわなくなってしまったので、自信を失ってっていうか。だから、昔はジャンプ好きだったんですけど、今は好きじゃないです。ただ、プロになって、高難度ジャンプよりひとつのパフォーマンスとしてまとめていく、っていうふうになってきて、だいぶ自信を取り戻してきました」
長くなったので、いったん上げます。